月蝕、日蝕の影響とは

去る5月6日の土曜日はさそり座の満月、

そして月蝕でもありました。


日蝕、月蝕ともに、美しい天体イベントとして、

楽しみにしておられる方も多いかと思います。



では占星術的に、

日蝕、月蝕とはどういうものか。


ちょっと専門的な話も交えていきますね。



★日蝕、月蝕を生む「ポイント」

地球から天空を見たときに、

太陽の通り道

月の通り道

が、それぞれ存在します。


太陽も月も、地球の周りを回っているように見えていますが、

太陽の通り道に対して、月の通り道は、

ほんのすこし、角度にして5度ほど傾いています。


太陽の通り道と月の通り道は、

地球を挟んで向かい側、二箇所で、交差しています。


その、交差するポイントの、

月が太陽の軌道よりも上を運行し始める側を「ドラゴンヘッド」

月が太陽の軌道よりも下を運行し始める側を「ドラゴンテイル」

と、呼んでいます。


この2つのポイントが太陽と月に関わることで、

日蝕、月蝕が起こります。



★日蝕と月蝕はどのようにできる?

「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」「太陽」「月」「地球」が、

一直線に並んだ時、

「日蝕」または「月蝕」となります。


地球から見て、太陽と月が重なっていれば、「日蝕」。

地球から見て、太陽と月が地球を挟んでいれば、「月蝕」。


言い換えると、「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」に、

とっても近い新月の日は日蝕となり、

とっても近い満月の日は月蝕となります。



★「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテイル」の意味

占星術的に、いろんな意味合いがありますが、

ドラゴンヘッドは、未来生と関わりがあり、

ドラゴンテイルは、過去生と関わりがあると言われています。


または、ドラゴンヘッドは「良いカルマ」

ドラゴンヘッドは「悪いカルマ」

などと言われることもあります。


過去生、未来生、カルマ、、など、

なかなかに、実感しづらいし、

検証しにくいテーマではありますが、

何れにしても、

「目に見えない世界」との関わりを示していることには相違ありません。


以下は、占星学的なことを踏まえた、

私の考察による解釈となります。


太陽を「陽」

月を「陰」とするならば、

ドラゴンヘッド&テイルは、陰と陽が交わるところ。

陰と陽からなる、二元性の世界が、

0になるポイント。


非物質世界と物質世界が、一瞬だけ繋がるところ。

その、繋がった瞬間にゲートが開き、

これまで、無意識世界に蓄積してきたものが、

ドカン!っと、現実化されるポイント。

それが、ドラゴンヘッド&テイルなのです。


良いこと、悪いことの区別なく。

なんでも!


以上のことから、日蝕と月蝕には、

「封じていたものが、現れる」

という働きがあると考えています。


潜在意識の中に封じ込んだ、

過去生を含めた記憶や感情が現れてきたりとか。

長い歴史の中にある出来事に起因する「カルマ」の結果がやってきて、

我々を驚かせたり。

隠し事が発覚したりとか。



★風の時代に大切にするものとは

今私たちが認識している世界は、

過去、現在、未来という時間があり、

瞬時に過去や未来に移動することはできません。

過去から未来へ、ただ流れていくのに任せるだけです。


また、空間もあり、

ドラえもんの「どこでもドア」でもなければ、

瞬時に移動することもできません。

電車や飛行機などの手段と、

時間を使って移動することになります。


けれども本当は、

過去、現在、未来のすべての時間がここにあって、

空間も全部ここに凝縮されていて、

3次元の夢を見ている私たち。


夢を見ているから、それが現実だと思っている。

でも目が覚めれば、本当の世界に戻れるし、

そもそも、ずっとそこにいるのに、

気づいていないだけの私たち。


今は、「風の時代」と言われており、

そのことは、木星と土星の動きや、

最近の冥王星の動きによって示されています。


目に見える「物質」を構築することが最善とされた社会から、

情報、つまり精神性など目に見えないこと重視の社会へ。

流動的で、変化することが「常」となるので、

これまで良しとされてきた「守り」の体勢は、

なかなか厳しいものとなってきます。


日蝕や月蝕によって、

やってくる出来事は、

色んなことを揺るがすかもしれませんが、

私たちかより進化するためのわかりやすいヒントを、

見せてくれるのです。


個人的な出来事を通しても。

社会的な出来事を通しても。



皆さんは、如何でしょうか?!

Tomoca Armonica

作曲家 ヒーリング演奏家 Tomoca Armonica(朋花)の 情報をお届けします。

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